先日3月31日(日)10:30~東区民文化センタースタジオ1にて、
「2019はるのピアノ発表会」を開催しました(^^)
プログラムはいつものように、第1部では未就園児さんから小学校低学年の生徒さんたちの
ソロのコーナー。
今回は年長さんから小学校2年生までの生徒さんたちが、
スピード自動車(中田喜直)、ミッキーマウスマーチ、ロンドハ長調(フンメル)、舞曲(ギロック)等々、ポピュラー、クラシック自由に思い思いの曲を選んで大奮闘でした。
保護者の方も練習をしっかりサポートくださり、皆ナイスピアニスト!
これからもどんどん上達しそうな面々です(^^)
第2部はご家族の皆様にご出演いただいての連弾等々何でもありのコーナー。
今回第2部では生徒さんの小さな妹ちゃんと弟ちゃんたち(3才から5才まで)にも、
お母様やお姉ちゃんとの連弾でご出演いただきました(^^)
今までピアノをならったことのないリトルキッズ、3才のお友達たちは一本指での演奏で、
練習を始めたころは一曲通して集中することがまず難しく、
ピアノの音も鳴ったり鳴らなかったり…
でも本番が近付くにつれて少しずつ集中力がついてきて、
ピアノの響きにも耳を傾け始めている様子が見られるようになり、
発表会当日は皆の前で、ばっちり、ステキな演奏をしてくれました(^^)
4才、5才のお友達はさすが、楽譜通りにたくさんの音を使って、
とても楽しそうに演奏してくれました。
みんなかわいかった~(#^.^#)
小さな出演者に寄り添うようなお母様やお姉ちゃんたちの伴奏も
優しくてとってもステキでした。
他は、お母様との連弾、姉妹や姉弟、友達同士の連弾等々、
ソロと違って連弾は練習の時も楽しそうで、本番も心強そうでなんだか
いきいきしています。
連携している感じがなんかすごくいい!(^^)
連弾は演奏する方も聴く方もソロとは違った喜びがありますね♪
今回もお忙しい中ご出演くださった、
お母様方・お姉ちゃん、本当にありがとうございました<m(__)m>
第3部は高学年の生徒さんたちのソロ。
4年生から6年生までの生徒さん達が、舞曲(有馬礼子)、
チューリップのラインダンス(平吉毅州)、ピアノソナタ545(モーツァルト)、
エリーゼのために、ショパンノクターン2番等々こちらもそれぞれ憧れの曲に挑戦して、
本当に大奮闘でした。
発表会ではいつもですが、皆、普段レッスンで取り組んでいる教材の
何倍も高いレベルの曲に挑戦します。
なのでその道のりはそれぞれ、本当に山あり谷あり、壁あり、涙あり…(^_^;)
曲は難しいし、本番は近付くし…
結果、普段練習の習慣のある生徒さんでもいつもの2倍から3倍、
普段練習の習慣がもうひとつの生徒さんはいつもの10倍以上の練習を
せざるを得ない状況となり、(自主的にあるいはほぼ先生に脅迫されて(^_^;))
頑張って取り組んでくれました。
今更ですが、練習の力って本当に偉大ですね。
もちろん、練習の内容にもよりますが、練習量を増やした結果、
その曲をスムーズに弾けるようになるのはもちろん、
皆まず、
「出す音が堂々としてくる」、そして
「指がよく回るようになる」。
この二つは、レッスン中にいくらテクニックの説明をがんばって聞いても、
それだけでは足りず、練習の積み重ね以外では決して得られないものですよね。
そして、練習を積み重ねて曲がスムーズに弾けるようになるにつれ、
表現がだんだん自分のものになってくる。
これは本番前まではその芽吹きのようなものを感じる程度だったのですが…
本番、客席を前にステージでの演奏では…なんという集中力、
なんという丁寧な心のこもった演奏…
聴衆と奏者というシチュエーションに何かが宿るのか、
生徒自身のハートが伝わってくる演奏を聴くことができました。
レッスンでは生徒対私。
そこはあわてないで、もっと丁寧に、そこはクレシェンド、その音響かせて等々…
曲を形作るためのアドバイスをする(浴びせる?(^_^;))私と生徒。
でも本番は違いますね。
奏者と聴く人たちの真摯なコミュケーションの場。
生徒たちがおそらく無意識に誠実に自分の心を開いてしまうステージの力が
あるように思います。
もしかしたら、ステージという極限状態で自分自身の表現以外入り込む余地が
ないという側面もあるのかも知れないですね。
特に教室のでの歴史が長い6年生の3人の生徒たちの成長ぶり、感無量でした。
レッスンでうまくいかないと「うちではできたのに~」といつも涙を流していたMちゃん、
6年生になってモーツァルトの最後の和音をずっしり、思いを込めて弾いたね。
心からの達成感とかいろんな思いがたくさん詰まっていたね。
エリーゼのためにを弾いてくれたYちゃん、あわて気味にさらさら弾いてたところ
丁寧に大人っぽい表現で弾いていたね。そうかぁそういう気持ち持っているんだね。
優しさがとても伝わってきました。
前日までつっかえていたところ、本番での集中力すごくて、ばっちり決めてかっこよかったよ。
転勤で引っ越してきて教室入会したころ、ピアノを始めて日が浅く
バイエルをやってたAちゃん、
3年でショパンのノクターンを弾けるようになったね。バイエルを弾いててもほんの短い
フレーズの弾き方の中に音楽性を感じてました。ショパンの旋律、きれいに歌えていたよ。
もちろん6年生以外の生徒さん達も本当に皆よくがんばってくれました。
練習は本当に大変だったと思うけど、練習することで自分の知らなかった自分の力を
実感してくれたのではないかと思います。
この経験を糧にこれからもたくさん練習して、
自分の心の深いところと音楽がふれあう幸せな経験をたくさんして欲しい。
そしてそれを表現できる喜びをたくさん味わって欲しい。
心からそれを願っています。
皆、本当にお疲れ様でした(^^)
今回も、練習や他のすべてのことをサポートくださった保護者の方々に、
心から感謝申し上げます。